アンケートの主旨
(公財)関西文化学術研究都市推進機構では、けいはんなに立地する研究機関・企業を対象に、スマート化を推進する組織(名称:『けいはんなスマートラボ倶楽部』)の活動を通じて、「けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクト」の成果を活用し、BEMS(ビル・エネルギー・マネジメントシステム)及びFEMS(ファクトリー・エネルギー・マネジメントシステム)をはじめ、創・省・蓄エネ機器等の有効利用によりスマートビル化を推進しております。
今年は当倶楽部の設立3年目を迎えることから、改めて立地施設・企業の皆様に対して、今後の適切な支援策の検討等に資すべく、アンケートを実施しました。
この度、アンケート結果概要を整理しましたので、ご報告させて頂きます。
アンケート結果概要
けいはんな立地機関・企業へのニーズ調査結果の概要
アンケート結果のコメント
- 「導入・更新の必要性が乏しい」との回答は5社で、全体の10%を占める。
・移転計画予定やエネルギー消費量自体が少ないなどの理由により、導入・更新の必要性は乏しいとの判断をされている。
・必要性は乏しいとは言え、補助制度の関心あり:1社。補助金の情報提供:1社。一部、補助制度への関心・情報提供のニーズがある。 - 「既に導入・更新」との回答は31社で、全体の61%を占める。
・ 新規の建物で既に最新設備化されているケースと、老朽化等による改築に伴って導入・更新されているケースがある。
・ 既に導入・更新されているとは言え、無料分析サポート:10社。補助制度の関心あり:12社。補助金の情報提供:5社。無料診断や補助制度への関心・情報提供のニーズは高い。 - 「将来の課題として検討中」との回答は14社で、全体の27%を占める。
・ 現時点では、具体的な計画や予算措置ができていないなど。の理由により、将来的な課題としている。
・ 無料分析サポート:5社。補助制度の関心あり:10社。補助金の情報提供:5社。無料診断や補助制度への関心・情報提供のニーズが最も高い。 - 「早く実現したい」との回答は1社で、全体の2%を占める。
「将来の課題として検討中」と「早く実現したい」が全体の約30%を占めており、無料分析サポートや、補助制度・補助金の情報提供を望む声が多い。また、「既に導入・更新」していても、同様な情報提供やサポートを求めるニーズがあることから、今後も長期に渡って継続的な支援体制の必要性があるものと判断される。
【アンケート実施要件】
◆けいはんな学研都市の全立地機関・企業を対象
◆アンケートはメールにて依頼
◆アンケート項目は、3年前実施の京都府のアンケート調査と同様
◆回答は、推進機構HPのアンケートフォームへ直接登録
【アンケート調査期間】
◆2017年5月25日~6月20日
【アンケート回収率】
◆51機関/133機関 回答率:約38%