知的オフィス環境推進協議会(会長:三木光範同志社大学名誉教授)が中心となって開発を進めてきた「HUE-HEAT効果(*1)による照明・空調連動制御システム」が、来年度より事業化されることになりました。
このシステムは、異分野融合研究「快適性と省エネ効果を高度に実現する照明・空調・五感統合制御システムの開発」(*2)で、同志社大学、木村工機株式会社、情報通信研究機構などがおこなった研究で得られた成果「照明の体感温度への効果を冷暖房両条件で実証」を基に、事業化を進めてきたものです。
学研都市推進機構 新産業創出交流センター、広報戦略室では、プレスリリースをはじめ、広報支援を担当いたしました。
(*1)HUE-HEAT効果:
人間の目に入る色彩(HUE)によって心理的に暖かさや涼しさ(HEAT)を感じる効果です。人は照明光が暖かい色の部屋から涼しい色の部屋に移動すると涼冷感を感じ、逆では温暖感を感じることが確認されています。
(*2)異分野融合研究「快適性と省エネ効果を高度に実現する照明・空調・五感統合制御システムの開発」:
「けいはんなリサーチコンプレックス事業」(中核機関:公益財団法人 関西文化学術研究都市推進機構)の中核研究プロジェクトであり、文科省・国立研究開発法人科学技術振興機構が支援する「世界に誇る地域発研究開発・実証拠点推進プログラム」の支援を受けています。
「快適性と省エネ性を両立した住環境の創出」の研究成果については、広報誌けいはんなView 47号 P07でもご紹介しています。