現代社会は、多くのエネルギーを消費し豊かな暮らしを実現しています。しかし、利用されているのはその一部であり、多くは"熱"となり空間に放出されます。そのため"熱はエネルギーの墓場"とも言われます。そうした"熱"を利用する研究・技術開発が進められており、将来はエネルギーの"墓場"が新たなエネルギーの源として"ゆりかご"になり、国連のSDGs実現につながるかもしれません。
神戸大学の鈴木教授からは、熱利用の需要と供給に関する"時間・温度・空間のギャップ"を解消する技術である「硬殻マイクロカプセル化蓄熱材」について、その特性を活かした潜熱蓄熱・化学蓄熱・潜熱輸送における利用を通じた次世代低炭素社会の実現についてご紹介いただきます。
ついで、奈良先端大の中村教授からは、IoTの進展に伴うデバイス電源として、身近な未利用エネルギーを電気に変換する"エナジーハーベスター"の実現に向け、その有用技術の一つである「有機系材料によるフレキシブル熱電変換素子」について、その新奇性の高い熱電材料と素子化に向けた研究状況をご紹介いただきます。(詳しくは、こちらをご参照ください。)
講演の後は、会場の皆さまからの質問への回答などを通じて、皆さまと"熱"利用について考えます。
多数のお申し込みをお待ちしております。
日 時 |
令和2年2月13日(木)13:30~16:30(13:00開場・受付開始) ※別途17:00~18:30に、会費制交流会を開催します。 |
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場 所 |
中之島センタービル29階 関西経済連合会 会議室(大阪市北区中之島6-2-27) 会場へのアクセス |
参加費 |
無料 (但し、フォーラム終了後の交流会は有料[要申込]) |
募 集 |
定員100名 令和2年2月7日(金)お申込み締切り (お申込み先着順とさせていただきます。) |
開 催 |
主 催:(公財)関西文化学術研究都市推進機構 |
プログラム |
13:00~ :開場・受付 13:30 :開演・主催者あいさつ 13:35~14:25:講演1 鈴木 洋 氏 14:35~15:25:講演2 中村 雅一 氏 15:45~16:25:オープンディスカッション ★17:00から、参加自由 [要予約] の会費制交流会を実施します。(会費:2,000円/人) |
お問合せ |
(公財)関西文化学術研究都市推進機構 新産業創出会員事業室(担当:樹下) |
新産業創出会員のみなさまをはじめ、ご関心のある多数の方々のご参加を心よりお待ち申し上げております。