けいはんな学研都市では、環境・エネルギー、情報通信技術(ICT)、バイオサイエンス、光科学、ロボティクス等、多様な分野での先端的研究開発が行われています。
株式会社 国際電気通信基礎技術研究所(ATR)
脳情報科学 深層インタラクション 無線・通信 生命科学 イノベーションエコシステム
新たな基本理念「ともに究め、明日の社会を拓く」を2023年5月に策定し、他機関との協働や人材交流とともに国際的見地に立った情報通信関連分野の先駆的研究とイノベーション創出で課題解決に取り組み、研究機関の視点でイノベーションエコシステムの発展に寄与しています。
脳機能の解明と成果の応用に取り組む脳情報科学、人とロボット等の関わりへの理解を深める深層インタラクション、高信頼通信技術や電波利活用に関する無線・通信、分野横断型サイエンスを推進する生命科学の分野で研究開発を進め、成果の事業化に関連会社や「けいはんなATRファンド」を通じて取り組んでいます。また、世界のイノベーション拠点との連携でスタートアップ支援やオープンイノベーションプロジェクト創出支援等のイノベーションエコシステム構築活動も行っています。
(左図)「人を超える表現能力を持つ アンドロイドアバターの研究開発」 JSTムーンショット型研究開発事業 アバター共生プロジェクト/理研
(右図)脳活動の揺らぎから解読したネットワーク
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
ユニバーサルコミュニケーション研究所(UCRI)
情報通信技術(ICT) ユニバーサルコミュニケーション 多言語 対話 行動支援
UCRIは、我が国を代表するAI分野の研究開発拠点のひとつです。誰もが分かり合えるユニバーサルコミュニケーションの実現を目指して、多言語、対話、行動支援に関する研究開発と社会実装に取り組んでいます。これにより、国際ビジネス、高齢者ケア、環境リスク低減等における言葉の壁・知識の壁・データ利活用の壁をなくし、社会課題の解決や新たな価値創造に貢献します。
次世代音声対話システム「WEKDA」(ウェクダ)
データ連携分析による移動リスク予測
同時通訳プロトタイプデモシステム
公益財団法人 地球環境産業技術研究機構(RITE)
地球温暖化 CCUS 温暖化対策シナリオ バイオリファイナリー メンブレンリアクター
地球温暖化対策技術のCOEとして、発電所や製鉄所などの排気ガスからCO2分離回収し地中へ貯留するCCS技術、分離回収したCO2を燃料や化学品などへ循環するCCU技術、非可食バイオマスから燃料や化学品を生産するバイオリファイナリー技術、大気から直接CO2を回収するDAC(Direct Air Capture)技術、効果的な温暖化対策・政策の立案に役立つシナリオの策定など、革新的なエネルギー・環境技術の研究開発を行っています。
(独)国立文化財機構 奈良文化財研究所
文化財研究 平城宮跡 木簡 発掘調査 不動産文化財
奈良市の平城宮跡隣接地に所在します。不動産文化財と呼ばれる遺跡・建造物・庭園・文化的景観などを中心とした文化財を総合的に調査・研究する機関です。その活躍の場は、日本ばかりでなく、アジア諸国など海外にまで及んでいます。このほか、内外の文化財担当職員等に対する研修や協力・助言等も行っています。
庁舎建設の際に発掘調査を行い遺構保存
奈良文化財研究所本庁舎
国立研究開発法人理化学研究所(RIKEN)
疾患モデル化/創薬研究・基盤開発/疾患特異的iPS細胞
機械学習/人工知能(AI)
心の計算論/人がこころを感じるロボット 産学連携/共創
日本で唯一の自然科学の総合研究所として、国内外に多くの拠点を持ち幅広い分野の研究開発を行っています。世界最高水準の成果を生み出すため、大学や企業と連携してイノベーションを生み出す「科学技術ハブ」機能を形成し、けいはんな学研都市では情報統合本部のガーディアンロボットプロジェクト(GRP)と革新知能統合研究センター(AIP)のチームをはじめ、バイオリソース研究センター(BRC)のiPS創薬基盤開発チームが研究を行っています。
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST)
関西光量子科学研究所
量子科学技術 高強度レーザー 量子メス 医療・産業応用 きっづ光科学館ふぉとん
世界トップクラスの超短パルスレーザーJ-KARENなどの高強度レーザーを開発し、粒子線がん治療装置にも応用可能な小型レーザー加速器の開発、遠隔・非接触でコンクリート内部の欠陥を検知できるレーザー打音技術や手のひらサイズの非侵襲血糖値センサーの開発等、高強度レーザーの学術応用、医療応用、産業応用に取り組んでいます。
世界トップクラスの超短パルス高強度レーザーJ-KAREN