けいはんな学研都市の35年間の到達点
東の「つくば」が国の主導で国の機関を集約的に配置しているのに対し、西の「けいはんな」は以下の3つの特徴を有しています。
①産学官民の協力体制で整備
②時代潮流や事業熟度に合わせて順次整備するクラスター型開発
③文化学術研究施設と住宅地との複合型の開発
昭和62(1987)年の「関西文化学術研究都市建設促進法」の制定以来概ね35年。立地施設は150を超え、人口は約25万人と着実に発展してきました。
立地機関や住民が本都市に立地し居住するメリットを相互に享受し、様々なネットワークを生み出しながら新たな価値を創造する都市として、いよいよ花開こうとしています。
新たな都市創造プラン(2016 ▶ 2025)~けいはんなが目指す姿~
京都府、大阪府、奈良県の3府県8市町に跨る「けいはんな学研都市」は、数多くの主体の集積や多様性を大きな強みととらえ、関連する地域、組織との連携も深めています。そして関西圏域全体の文化学術研究都市として役割を果たし、世界に向けて存在感を高める段階にきました。
本プランは、①集積する多様な主体が集積の強みを相互に活用し合うための持続的な「高度な都市運営」の体制を備えた地域を創造する、②これまでにない新たなまちづくりを実現する、の2つの意味において新たな都市を創造していくことを目的として、「新たな都市創造のビジョン」とともに、新たな体制及び都市の概ね10年間の方向を示すものです。