2024年7月24日に「けいはんなR&Dイノベーションコンソーシアム第9回総会」一般公開WEBセミナー
をリモート形式で開催いたしました。

今回の総会の一般公開WEBセミナーは,『今からできる認知症予防!世界が注目する「久山町研究」から』
をテーマといたしました。

 
 案内はこちら
 
第一部のけいはんなR&Dイノベーションコンソーシアム第9回総会では、けいはんなR&D
イノベーションコンソーシアム会長の奈良先端科学技術大学院大学 塩﨑 一裕 学長より
ご挨拶を頂いた後、2023年度の活動報告と2024年度活動計画の議案について審議を行い、
すべての議案が承認されました。

   

  
議案の内容は
 ・コンソーシアム全体の運営や各WGの取組み
 ・K-PeP(けいはんな公道走行実証実験プラットフォーム)の活用
 ・住民サポーター組織「Clubけいはんな」の取組み
について、2023年度活動報告と2024年度活動計画を発表いたしました。

 2024年度は,イノベーション創造への活動を継続し,K-PePやClubけいはんなを
核として,連携プロジェクトや新事業に取り組みます。来年の2025年度には「大阪・関西万博」
および「けいはんな万博」が開催されます。


 推進機構としては現在構築中のイノベーションハブ運営により更なるイノベーションの創出を狙います。
住民参加型実証・実装拠点の実現を意識し,会員様や住民とのコミュニケーションを密にして,
チャレンジングな取組を積極的に推進いたします。

  
 第2部の一般公開WEBセミナーでは145名もの方々にご参加いただきました。
副会長を務めます弊機構理事長の堀場 厚の挨拶に続き,コンソーシアム概要説明と
全般の進捗報告を行いました。
 

特別講演では、『今からできる認知症予防! 世界が注目する「久山町研究」から』をテーマとしました。
超高齢社会を迎えた日本では,認知症予防が国民的な関心事になってきました。その認知症の発症を
遅らせる,あるいは予防するための具体的な研究開発が急務となる中で,福岡県久山町で行われている
「久山町研究」が注目を集めています。
 久山町研究は,60年以上にわたる長期的な疫学研究に基づき,認知症をはじめとする生活習慣病の
予防に関する貴重なデータから,新知見が続々と世界に発信されています。
特別講演では最新の動向や今後の展望等をご紹介いただき,未来に向けた新しい暮らし方や働き方,
地域全体の活性化に向けた新たな産業・イノベーションや新産業創出を目指す契機になればと考えます。

 最初に,国立大学法人 九州大学大学院医学研究院 衛生・公衆衛生学分野 教授 二宮 利治 先生から,
「疫学研究の成果からみた認知症の発症リスク低減の可能性:久山町研究」をテーマにご講演いただきました。
未来に向けた新しい暮らし方や働き方,地域全体の活性化につながるいくつかの事例をふまえご紹介いただきました。
講演後には,質疑応答も活発に行われました。
 
二宮 利治 先生のご講演のビデオはこちらから(一部抜粋しております)
 

次に,サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 研究部 西岡 健太郎 様から,
「食品由来成分エルゴチオネインの睡眠の質への有効性」をテーマに,睡眠の質に関する研究状況等に
ついてご紹介いただきました。講演後には,質疑応答も活発に行われました。

西岡 健太郎 様ご講演は非公開
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