2022年7月25日に「けいはんなR&Dイノベーションコンソーシアム」第7回総会・
一般公開WEBセミナーをリモート形式で開催しました。

今回の総会の一般公開WEBセミナーは、
「MaaSで拓くけいはんなの未来~快適な暮らしと新しいビジネスへの展開」
をテーマとして実施いたしました。
 
 案内はこちら
 
第1部の総会では、けいはんなR&Dイノベーションコンソーシアム会長の奈良
先端科学技術大学院大学 塩﨑 一裕 学長よりご挨拶を頂いた後、2021年度の
活動報告と2022年度計画の議案について審議を行い、すべての議案が承認され
ました。

   

  
議案の内容は
 ・コンソーシアム全体の運営や各WGの取組み
 ・K-PeP(けいはんな公道走行実証実験プラットフォーム)の活用
 ・住民サポーター組織「Clubけいはんな」の取組み
について、2021年度活動報告と2022年度活動計画を発表いたしました。

コロナ禍の中にあっても、イノベーション創造への活動を継続し、K-PePやClub
けいはんなを主として、連携プロジェクトや新事業開発に取組みました。
アフターコロナを見据え、​チャレンジングな取組を積極的に推進​するとともに、
ニューノーマルを意識した新たな活動を掘り起こし​ていきます。
  
第2部の一般公開WEBセミナーでは150名もの方々にご参加いただきました。
副会長を務めます弊機構理事長の堀場 厚の挨拶に続き、コンソーシアム概要説明
と全般の進捗報告を行いました。
 

特別講演では、現在、けいはんな学研都市で行われている自動運転を始めとした
様々な新しいモビリティ(サービス)の実証実験から、新たなイノベーションや
産業創出の可能性が広がることを期待し、次世代交通システムMaaS(Mobility
as a Service)の最新の動向や今後の展望等について、お二方からご講演を頂き
ました。

最初に、経済産業省 製造産業局 自動車課ITS・自動走行推進室長の福永 茂和 氏
から、「経済産業省における自動運転・MaaSの取組」をテーマに、運転の社会
実装に向けた取組(自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会
実装プロジェクト(RoAD to the L4)や地域と企業の共働による意欲的な挑戦を
促す「スマートモビリティチャレンジプロジェクト」などについてご紹介いただ
きました。

講演後には、過疎地域での取組、自動運転車の事故責任、通信障害に対する課題
などについて、質疑応答も活発に行われました。
 
福永 茂和 氏ご講演のビデオはこちらから
  
次に、国立大学法人京都大学経営管理大学院教授(大学院工学研究科教授併任)
の山田 忠史 氏から「交通・物流におけるMaaSの方向性」をテーマに、アクティ
ビティ(観光、買物、飲食、娯楽など)のレベルの増大による交通需要の創造を
ふまえた、未来社会における新しいソリューション"拡張型MaaS"などについて
ご紹介いただきました。

講演後には、メタバースが代用した場合の人の移動や物流、MaaSの社会実装に
向けた行政と民間の役割などについて、質疑応答も活発に行われました。

 

山田 忠史氏ご講演のビデオはこちらから